2013年度第1回例会の奨励賞が決まりました

6月15日(土)に大阪府立大学で行われました今年度第1回例会において,以下の2名のご発表に対して奨励賞を授与することが 決まりましたのでお知らせします.奨励賞は,例会で行われた発表の中から,若手研究者の特に優れた発表に対して授与されます.

「小笠原・乾性低木林における樹木の乾燥ストレス耐性とその生理機構」
奥野匡哉・才木真太朗(京大生態研)・吉村謙一(森林総研)・中野隆志(山梨県 環境科学研究所)・矢崎健一(森林総研)・石田厚(京大生態研)
授賞理由:小笠原の乾性低木林における樹木の乾燥ストレス耐性の種間差が,従来考えられてきたような材密度の違いではなく,乾燥ストレス後に道管に水を再 充填する能力の違いによって説明できることを,豊富なデータとともに示した。用いた手法についてより丁寧な説明を心がければさらに質の高い発表となったで あろう。

「三次元マッピング法による高木上の着生植物のバイオマス推定と空間分布解析」
中西晃(京大院農)・Witchaphart Sungpalee・Kriangsak Sri-ngernyuang(Maejo大学)・神崎護(京大院農)
授賞理由:熱帯山地雲霧林の高木上に発達した着生植物群集のバイオマスと空間構造を,三次元マッピングという手法を導入して詳細に明らかにした新しい研究 である。着生植物群集が樹木の成長とともにどのように成立していくのかを理解する上で重要な研究となるであろう。異なる樹種との比較など,今後の研究の発 展を期待したい。